途上国ベトナムでのスーツ生産の限界・・・

当初は、生産を外注工場に委託していました、
最初は、数日に1着しか売れなかったものが、
オンライン事業での販売が好調で、毎日受注を沢山頂くようになりました。

しかし、問題は毎日増えるばかり、
納期は守られない・・・違うボタンがついてくる・・・
何度行ってもチャコペンの跡が残っている・・・
その対応で、スタッフみんなが追われる日々、納期が遅れていても、休みはとるし・・・

日本の感覚は全く通じない・・・
このままではお客様に迷惑がかかってしまう・・・

他の工場も毎日のようにみてまわったが、
汚いところも多く、また技術も未熟で、1からやるにも時間がかかりすぎる。

決断は。

一旦、受注を減らす決断をすることになりました。

旧市街

自社工場設立

そこで自社で工場を持とうとスタッフと話合い、名前は「koubou」に決定。
日本のモノづくりと同等レベルを目指して、日本語で工房をそのままローマ字にしました。

スタッフを募集すると以外とすぐに人が集まり、最初は7人。
この中で2名は今も働いてくれていてエース級。
この2人がいないと回らないくらいの重要なスタッフです。

現場は意気揚々とスタート。
みんな経験は豊富だったので、縫製の出来はいい感じ!
以外と行けるもんだな。っと

しかし、これでいける!と思ったのが間違い。(笑)
まず最初はラインを組んでたのですが、
生産は1日1枚くらいしかできない。。
次の月も次の月もほとんど変わらない状況・・
まだベトナムというお国柄を理解していなかった・・・
いかに手を抜いて、やるか。を皆がやっていて。一向に早くならない。
僕たちはお客様対応などをしないといけないので、
ずっと工場にいることはできず、見ていないとすぐにサボる状況・・・

ここからが苦労の始まりでした。
3年は試行錯誤の時期が続きます。

写真:Kobou

 

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