オープンまでの道のり

ここからが本当に大変な毎日の始まり・・・
建築屋さんで大きな会社を入れればもっと早く、楽にできることは知ってたけど。
そこは当時ベトナム在住歴6年の田中。
「自分でできるぜ!」的な発想から。全てのデザインから
手配を自分達でやることに。

ここベトナムは、店にもサンプル見本とかがほとんどなく、
全て、自分の目で確かめて購入。
ペンキの色、タイル、レンガ、電気、ドアノブ、トイレの便器・・・
全て自分で店まで見に行って確かめて購入する毎日の連続。
さらに、ベトナム人の左官屋も個人で雇うことに。

しかし、ここで縫製業で学んだことで役に立ったことが一つ、
そう、ベトナム人は歩合で雇うということ。
時間給は絶対手を抜くので・・・そして手の抜き方が半端ないから・・・

その他にもここでは書ききれないほどの、苛立ちや失敗など、
ほんとーに大変な日々でした。今思い出しても少し憂鬱に。

当初は2か月でオープン予定が結局4か月。
8月1日から借りて、12月3日まで、ベトナムで一番大変な日々が続きました。

写真:お店の外観

 

「Tailort」完成

遂に完成!

この時ほどうれしかったことは、
今後しばらくないんじゃないかなと思うほど感動したのを覚えています。
同時にホッとしたという気持ちも大きかった(笑)

全てをこだわり尽くしただけあって、出来は大満足!
フランス植民地時代の建物のイメージをうまく生かし、
庭が広くとれたので、ウッドデッキを置いて、芝生を張り巡らせ。
そこでお客様にコーヒーやジュースを飲みながら、リラックスしてもらいたい。
スーツや服を買うだけでなく、気軽に遊びに来てもらえるようなそんな空間。

お客様にも、よく「ベトナムじゃないみたい!」とお褒めいただけます。
スタッフも天気が良い日は、庭で打ち合わせしたり、ランチを食べたり。
ハノイの憩いの場所になりつつあります。
当初は日本人のお客様をメインターゲットとしておりましたが、
いざオープンしてみると、欧米系のお客様も多く半数以上を占めています。
嬉しい限りです。みなさんもハノイに来た際はぜひ遊びに来てくださいね!

写真:お店の外観

 

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